造作・OEM家具の顔!天板に最適な素材とは?
造作家具やOEM家具は、空間に合わせた唯一無二の存在感を放つ特注品。その中でも「天板」は、使用頻度が高く目に付きやすい“家具の顔”ともいえる重要なパーツです。意匠性だけでなく、耐久性やメンテナンス性も求められる天板には、どのような木質表面材を選ぶべきなのでしょうか?
この記事では、造作・OEM家具の天板に最適な木質表面材の種類とその選定ポイントをわかりやすく解説します。
天板に使われる主な木質表面材の種類
木質表面材には、用途や予算、求める意匠性に応じて多様な選択肢があります。以下に代表的な素材を紹介します。
1. 突板(ツキイタ)
天然木を0.2~0.6mm程度にスライスした薄い板を合板などの基材に貼り付けたもの。天然木ならではの風合いが得られつつ、無垢材に比べてコストと反りのリスクを抑えられる点が魅力です。
メリット
・高級感ある天然木の質感
・木目のバリエーションが豊富
・加工性が高く、造作家具に最適
デメリット
・傷がつくと補修が難しい
・紫外線による変色に注意が必要
2. メラミン化粧板
樹脂を含浸させた装飾用紙を高圧でプレス成形した表面材。非常に硬く、耐水・耐汚性・耐熱性に優れているため、業務用や住宅のキッチンカウンターなどでも重宝されています。
メリット
・高耐久でメンテナンス性◎
・多彩なデザインが選べる
・コストパフォーマンスが高い
デメリット
・加工に専用設備が必要
・無垢のような自然な質感には劣る
3. 無垢材(ムク)
天然木そのものを加工した贅沢な素材。経年変化を楽しめる素材で、ハイエンドな造作家具や特別な空間に使われます。
メリット
・唯一無二の素材感
・長く使うほど風合いが増す
デメリット
・高価で重量がある
・湿度変化による反りや割れに注意
表面材選びで押さえたいポイント
①使用環境に合っているか?
水回りや高温になる場所ならメラミンが◎。リビングなどなら突板や無垢材も選択肢に。
②メンテナンス性は重要か?
傷や汚れを避けたい場面ではメラミン。質感を重視するなら突板。
③意匠性・空間との調和
天然木の温かみが欲しい空間では突板や無垢材。モダンやシャープな印象なら光沢のあるポリ板や抽象柄のメラミン。
④コストバランス
限られた予算でも高級感を演出したいなら、突板やポリ板が狙い目。
造作家具・OEM家具の製造なら、造作家具 OEM 製作センターまで!
天板は家具の「顔」であり、「触れる場所」。機能性と意匠性のバランスをとりながら、使用環境やユーザーのニーズにマッチする木質表面材を選定することが、造作・OEM家具の品質と満足度を高める鍵です。
造作家具・OEM 製作センター.comでは、小ロットから造作家具・OEM家具の製造を承っています。当社の強みであるフレキシブルな生産体制を活かし、小ロット品も確かな品質を担保した上で製作します。また、小ロット製造のみならず、量産製造も得意としていますので、お気軽にご相談ください。